福岡県議会 2018-09-27
平成30年 総務企画地域振興委員会 本文 開催日: 2018-09-27
↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1 平成三十年九月二十七日(木曜日)
午 前 十 一 時 十 五 分 開 議
◯西元 健委員長 それでは、定足数に達しておりますので、ただいまから
総務企画地域振興委員会を開きます。
なお、
古保里情報政策課長から欠席届が提出されておりますので、念のためお知らせいたします。
なお、本日
報道機関から
ビデオカメラ等の撮影について申し出がありましたので、これを許可しております。御了承願います。
撮影者に申し上げます。撮影に当たっては、記者席に配付しております
撮影エリア図面及び撮影に当たっての
注意事項をよくごらんいただき、それらを遵守していただくとともに、事務局の指示に従っていただきますようお願いいたします。
それでは、昨日に引き続き、質疑を行います。
小川知事。
2
◯小川知事 おはようございます。
総務企画地域振興委員会におきまして、私の答弁によりまして、審議が再び中断をし、今議会の
審議日程に遅延を来しましたことを、委員の皆様はもとより、議員の皆様に深くおわびを申し上げます。
飲酒運転撲滅条例におきまして、職員は
飲酒運転撲滅に率先して取り組むべき立場にあるとされているにもかかわらず、昨年の八月に続き、先月県職員が
飲酒運転事故を起こしてしまいましたことにつきまして、県民の皆さん、さらに、この条例を
議員提案として制定をいただきました議会の皆様に、改めて県行政のトップとして深くおわびを申し上げます。大変申しわけございませんでした。
板橋委員からの御指摘を初め県議会の皆様からの御指摘を真摯に受けとめ、今後、私
自身県職員のリーダーであることを改めて深く胸に刻み、職員の皆さんとともに、
飲酒運転はもとより不祥事の
再発防止に全力を尽くし、これに愚直に取り組んでいく、その決意でございます。何分よろしくお願い申し上げます。
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◯西元 健委員長 発言は終わりました。
板橋委員、いかがでしょうか。
板橋委員。
4 ◯板橋 聡委員 知事の発言を受けて、私もちょっと一言言わせていただきたいと思います。
知事のきのうの答弁で、議論がかみ合わず、全く聞く耳を持たないというような態度を見ていると、
二元代表制の車の両輪であるはずの議会を随分軽んじてあるのではないかと感じました。
私
ども議員は、間違いなく知事より多くの県民に会い、じっくり話に耳を傾け、時に叱咤され、五百十万人の県民の声を議会に伝えに来ております。昨日、知事が
答弁原稿を、ちょっと表現は悪いですけど、壊れたテープレコーダーのように繰り返すさまは独善的で、二期八年の知事の立場に慢心されているかのように感じ、同じタイミングで議会に送ってもらった私としては、大変残念で、寂しく思いました。
繰り返しになりますけれども、私たちがこれだけ
不祥事再発防止にこだわる理由は、今回の不祥事に
飲酒運転が二件も含まれており、このまま放置して、万一県職員が
飲酒運転事故、あるいは暴行、こういったものを起こして、県民の命を奪うようなことがあってはならない、負の連鎖をここでしっかりと断ち切っておかなければならないという決意を持って、車の両輪のもう片方である
知事部局の皆様に働きかけを行っております。
しかしながら、これ以上、
総務企画地域振興委員会を引き延ばすわけにはいきませんので、質問はやめますけれども、我々は答弁には全く満足しておりません。知事には、冒頭昨日の混乱についての真摯な謝罪と、今後是々非々で
不祥事再発防止対策に取り組むことをお約束いただきました。今後開催される
決算特別委員会は、まだ時間がございます。しっかりとした方向性を打ち出して、
不祥事再発防止のためにきちんとした形、あかしを、
決算特別委員会最終日までにいただけることと理解いたしましたので、あとは
決算特別委員会でよく議論をしていただくようお願いいたしまして、私からの発言を終わります。
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◯西元 健委員長 それでは、私からも一言申し上げます。
委員会といたしましては、知事の答弁は、
総務企画地域振興委員会の重要性を十分に理解されたものとは思えず、遺憾と感じております。どうか、本件につきましては、今、
板橋委員が申し上げたとおり、
板橋委員の意見、また
総務企画地域振興委員会の意見を十分に理解していただきまして、
決算特別委員会でも引き続き議論していただき、明確な答えをいただきたいと強く望んでおります。どうぞ知事もそのことを御理解いただき、ぜひ
決算特別委員会に臨んでいただくことをお願い申し上げます。
それでは、知事は退席されて結構です。
〔
知事退室〕
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◯西元 健委員長 それでは、次に進みます。
これより本日の議事を行います。
当
委員会において審査を要します案件は、お手元に配付しております
付託議案一覧表、
付託請願一覧表、
陳情一覧表のとおり、議案三件、請願九件、陳情一件であります。
これらの審査を、お手元の
審査日程案のとおり取り進めたいと思いますが、御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者がある〕
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◯西元 健委員長 御異議がありませんので、そのように決定いたします。
それでは、まず、
請願審査を行います。
当
委員会に付託しております請願は、お
手元配付の一覧表のとおり、
新規付託のもの一件、
継続審査中のもの八件であります。
最初に、
新規付託請願の審査を行います。
請願番号第一八号の三「
消費税増税を中止して五%に戻し、
生活費非課税・
応能負担の税制を求める請願」を議題といたします。
本請願の内容は、お
手元配付の写しのとおりです。
本件について、何か質疑はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者がある〕
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◯西元 健委員長 特にないようですので、以上で、本件の質疑を終わります。
それでは、本請願については、どのような
取り扱いにいたしましょうか。
〔「継続」と呼ぶ者がある〕
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◯西元 健委員長 ただいま、
大島委員から
継続審査という意見がありましたが、いかがでしょうか。
〔「異議なし」と呼ぶ者がある〕
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◯西元 健委員長 御異議がありませんので、
継続審査と決定いたします。
次に、
継続審査中の
請願番号第二号の二「「
安全保障関連法制案の
閣議決定・
国会提出に抗議し、撤回を求める」意見書を国に提出することを求める請願」外七件を一括して議題といたします。
この際、何か質疑はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者がある〕
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◯西元 健委員長 特にないようですので、以上で、本件の質疑を終わります。
それでは、これらの請願につきましては、どのような
取り扱いにいたしましょうか。
〔「継続」と呼ぶ者がある〕
12
◯西元 健委員長 ただいま、
大島委員から
継続審査という意見がありましたが、いかがでしょうか。
〔「異議なし」と呼ぶ者がある〕
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◯西元 健委員長 御異議ありませんので、
継続審査と決定いたします。
以上で、請願に関する審査を終了いたします。
次に、陳情についてであります。
陳情番号第九三号の一「平和についての
申し入れ」をお手元に配付しております。
なお、本
委員会に回付されました箇所は、陳情書の
申し入れ事項一から四まで、及び七と八で、ただし、二の
下線部分を除外した部分についてであります。御確認願います。
本件について、何か御意見等はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者がある〕
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◯西元 健委員長 特にないようですので、以上で、本件の質疑を終わります。
次に、
議案審査を行います。
まず、第一二〇
号議案「平成三十年度福岡県
一般会計補正予算(第一号)」所管分を議題といたします。
まず、
歳入予算補正について、執行部の説明を求めます。
後藤財政課長。
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◯後藤財政課長 第一二〇
号議案、平成三十年度
一般会計補正予算(第一号)所管分につきまして、御説明申し上げます。
まず、歳入について御説明いたします。平成三十年度
補正予算に関する説明書をお願いいたします。五ページをお開き願います。
一般会計の歳入の総括表でございます。今回の
補正予算は、
豪雨災害の復旧、復興のほか、防災、減災等に要する経費について編成をしております。表の
補正額の欄のとおり、九
款国庫支出金、十五
款県債等で、一番下の合計欄にございますとおり、二百八十四億三千五百万円余の
増額補正をお願いいたしております。
十一ページをお願いいたします。九
款国庫支出金でございます。一項
国庫負担金につきましては、
五目災害復旧費国庫負担金で二十四億三千百万円余の
増額補正をお願いしております。その下、二項
国庫補助金につきましては、一ページおめくりいただきまして、二ページの
補正額の計欄にございますとおり、四十七億七千四百万円余の
増額補正をお願いしております。
十五ページをお願いいたします。十三
款繰越金につきましては、二十三億二千六百万円余の
増額補正をお願いしております。これは、平成二十九年度決算による繰越金の一部を計上するものでございます。
十九ページをお願いいたします。十四
款諸収入でございます。四項
受託事業収入につきましては、六目
県土整備受託事業収入で八億三千五百万円余の
増額補正をお願いしております。その下、七項雑入につきましては、
二目雑入で一億六百万円余の
増額補正をお願いしております。
二十三ページをお願いいたします。十五款県債でございます。一ページめくっていただきまして、下の二十五ページの
補正額の計欄にございますとおり、百七十九億六千万円余の
増額補正をお願いしております。
引き続き、
県債関連で、ページが飛びますけれども、七十九ページをお願いいたします。地方債の現在高調書でございます。それぞれの
区分ごとに現在高をお示ししております。
一ページおめくりをお願いします。下の八十一ページ、一番下の左から四つ目でございます。先ほど説明しました、今回の県債につきましては、百七十九億六千万円余の
増額補正を行います。
同じく、右から二つ目の欄でございますが、今年度末の現在高、これは四兆四百八億六千六百万円余となる見込みでございます。
歳入の説明は以上でございます。よろしくお願いいたします。
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◯西元 健委員長 次に、
歳出予算及び
地方債補正について、順次執行部の説明を求めます。
田渕財産活用課長。
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◯田渕財産活用課長 歳出でございます。二
款総務費のうち、
財産活用課所管分を御説明させていただきます。
資料は、同じく平成三十年度
補正予算に関する説明書、これの三十一ページをお願いいたします。
二
款総務費のうち、
財産活用課所管分でございます。一
款総務管理費、
一目一般管理費の
維持修繕費でございまして、二億二千四百万円余の
増額補正をお願いしております。これは、庁舎や
県営住宅等の
ブロック塀の撤去、改修に要する経費及び
ブロック塀の
内部点検に要する経費でございます。
説明は以上でございます。よろしくお願いいたします。
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◯西元 健委員長 小山企画・
地域振興部長。
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◯小山企画・
地域振興部長 第一二〇
号議案、平成三十年度福岡県
一般会計補正予算のうち、企画・
地域振興部所管分について、御説明をいたします。
今、お開きいただいております、平成三十年度
補正予算に関する説明書、三十一ページでございます。
二
款二項企画費でございます。
三目地域振興費は二千八百万円余の増額をお願いいたしております。その内容は、平成三十年七月豪雨により被災をいたしました
平成筑豊鉄道株式会社が実施をいたします
災害復旧に対しまして助成を行うものでございます。
なお、
災害発生後は、田川伊田駅|犀川駅間で
代行バスを運行いたしております。
説明は以上でございます。よろしく御審議のほどお願い申し上げます。
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◯西元 健委員長 後藤財政課長。
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◯後藤財政課長 引き続きまして、地方債の補正について、御説明を申し上げます。
定例会議案その一、薄い議案書をお願いいたします。その七ページをお開き願います。
この表は、起債の
目的ごとに限度額の変更をお願いするものでございます。下の計欄の補正前の限度額、左のほうでございますが、二千二百五十九億四千六百万円余となっております。補正後の限度額、これは真ん中、右のほうでございますが、二千四百三十九億七百万円余となっております。差し引きまして、百七十九億六千万円余の増額となります。この金額は、先ほど歳入の十五款県債について御説明申し上げました県債の
補正額と一致するものでございます。
説明は以上でございます。よろしくお願いいたします。
22
◯西元 健委員長 説明は終わりました。
これより質疑を行います。何か質疑はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者がある〕
23
◯西元 健委員長 特にないようですので、以上で、第一二〇
号議案所管分に対する質疑を終了いたします。
次に、第一二一
号議案「
福岡県議会議員及び
福岡県知事の選挙における
選挙運動用自動車の使用及び
ポスター等の作成の公営に関する条例の一部を改正する条例の制定について」を議題といたします。執行部の説明を求めます。
西原市町村支援課長。
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◯西原市町村支援課長 第一二一
号議案、
福岡県議会議員及び
福岡県知事の選挙における
選挙運動用自動車の使用及び
ポスター等の作成の公営に関する条例の一部を改正する条例の制定について、御説明をいたします。
議案は、議案その二の一ページから三ページでございます。説明は、
委員会資料でさせていただきます。横長の
委員会資料をおめくりいただきまして、目次のページの次、一ページをお願いいたします。
改正の理由でございます。
公職選挙法の一部を改正する法律の制定に伴い、
福岡県議会議員の選挙における
選挙運動用ビラの作成を公営とするほか、所要の規定の整備を行うものでございます。
改正の概要でございます。その一つ目は、
公職選挙法第百四十二条の規定に基づき、
福岡県議会議員の選挙における
選挙運動用ビラの作成を
公費負担とするものでございます。
その二つ目は、
公職選挙法施行令の改正に基づき、
福岡県議会議員及び
福岡県知事の選挙における
公費負担限度額を改定するものでございます。
公費負担限度額の改定の内容は、ごらんの表のとおり、
選挙運動用自動車、
選挙運動用ビラ、それから、
選挙運動用ポスター、それぞれごらんのように改定をすることといたしております。
施行期日は平成三十一年三月一日といたしております。
説明は以上でございます。よろしくお願いいたします。
25
◯西元 健委員長 説明は終わりました。
これより質疑を行います。何か質疑はございませんか。
板橋委員。
26 ◯板橋 聡委員
選挙運動用ビラが、やっと知事だけではなくて、
県議会議員まで
公費負担になったということは、非常に有権者にとって、いろんな選択肢をよく考える、そういう機会が与えられるということで、大変いいことだと思っております。
一方で、この
選挙広報ビラ、多分枚数が一万六千か何か、
福岡県内各選挙区で、そういう形で枚数が決まっておったと思うんですね。そうなってくると、例えば、
福岡市内の人口の多い区であったりだとか、あるいは久留米市であったりだとか、そういったところは、とてもじゃないけど、一万六千枚ではさばき切れない、配り切れない。一方で、うきはとか、ちょっと
小河委員がいて申しわけないんですけれども、私もそうですし、豊前の
西元委員長、こういったところは一万六千枚だったら、場合によっては
全戸配布ができる。そういう意味で、地域的な格差が出てしまうんじゃないか、選挙区事情による格差が出てしまうんじゃないかという懸念があるということで、九月五日に、
井上議長と江口副知事と
小山企画・
地域振興部長とで、
自民党本部と公明党さん、それと総務省に対して
要望活動を行っておると理解をしております。そういった
要望活動を行って、実際どういうふうにしていくのか、運用をどういうふうにしていくのかということを、これから考えなければならないところで、こういう形で条例が出てくるのは、ちょっと拙速なんじゃないかなという気持ちがして、非常に違和感を感じているところでございます。ただ、これは私の違和感でございますので、答弁は求めませんけれども、そういう思いがちょっとあるということでございます。以上です。
27
◯西元 健委員長 ほかに何か質疑はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者がある〕
28
◯西元 健委員長 ほかにないようですので、以上で、第一二一
号議案に対する質疑を終了いたします。
次に、第一二二
号議案「福岡県
個人番号の利用及び
特定個人情報の提供に関する条例の一部を改正する条例の制定について」を議題といたします。執行部の説明を求めます。
山田企画・
地域振興部次長。
29
◯山田企画・
地域振興部次長 第一二二
号議案、福岡県
個人番号の利用及び
特定個人情報の提供に関する条例の一部を改正する条例の制定について、御説明いたします。
議案につきましては、
福岡県議会定例会議案その二の四ページから五ページでございますが、説明につきましては、
委員会資料でさせていただきます。
委員会資料の五ページをお願いいたします。
一、改正の理由でございます。
生活困窮者等の自立を促進するための
生活困窮者自立支援法等の一部を改正する法律の制定によりまして、
行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律、いわゆる番号法でございますが、この法律の一部が改正されましたことから、所要の規定の整備を行うものでございます。
二の改正の概要でございます。番号法におきまして、
生活保護に関する
特定個人情報として、
進学準備給付金の支給に関する情報が追加されましたことから、条例におきましても、
生活保護に関する
特定個人情報として、
進学準備給付金の支給に関する情報を追加するものでございます。
三の
施行期日は公布の日としております。
説明は以上でございます。よろしく御審議のほどお願いいたします。
30
◯西元 健委員長 説明は終わりました。
これより質疑を行います。何か質疑はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者がある〕
31
◯西元 健委員長 特にないようですので、以上で、第一二二
号議案に対する質疑を終了します。
これで、本
委員会に付託されました全議案の質疑を終了いたします。
それでは、知事等に対する保留質疑がありませんので、引き続き議案の採決を行いたいと思いますが、御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者がある〕
32
◯西元 健委員長 それでは、準備ためしばらく休憩いたします。そのままお待ちください。
〔暫時休憩〕
33
◯西元 健委員長 それでは、再開いたします。
まず、採決の方法についてお諮りいたします。
採決は、区分して行いたいと思いますが、御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者がある〕
34
◯西元 健委員長 御異議ありませんので、そのようにとり行います。
それでは、まず、第一二〇
号議案所管分及び第一二二
号議案の、以上二件について、原案のとおり可決することに賛成の委員は御起立願います。
〔賛成者起立〕
35
◯西元 健委員長 起立多数であります。よって、第一二〇
号議案所管分外一件は、いずれも原案のとおり可決されました。
次に、第一二一
号議案について、原案のとおり可決することに賛成の委員は御起立願います。
〔賛成者起立〕
36
◯西元 健委員長 起立多数であります。よって、第一二一
号議案は、原案のとおり可決されました。
これで議案の採決を終わります。
以上で、当
委員会に付託されました議案についての審査は、全て終了いたしました。
なお、採決いたしました議案に関する委員長報告につきましては、正副委員長に御一任願いたいと思いますが、御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者がある〕
37
◯西元 健委員長 御異議がありませんので、そのように決定いたします。
次に、所管事務調査に入ります。
「福岡県行政改革大綱の実施状況(平成二十九年度)について」を議題といたします。執行部の説明を求めます。沖本行政経営企画課長。
38 ◯沖本行政経営企画課長 福岡県行政改革大綱の実施状況につきまして、御説明させていただきます。
総務部所管事務調査の一ページをお願いいたします。
一の概要でございます。本県では昨年三月に、平成二十九年度から三十三年度までの五年間を計画期間とする行政改革大綱を策定いたしましたが、今回は、計画期間の一年目である平成二十九年度の進捗状況を報告するものでございます。
現在の大綱には五十二の改革事項がございまして、そのうち三十三事項は改革事項の全てについて取り組みを開始し、十四事項は改革事項の一部について取り組みを開始しております。また、残る五事項につきましても、計画期間内の実施に向けて検討を進めているところでございまして、全体としておおむね計画どおりに進捗しているところでございます。
次に、二の改革事項の実施状況という表をまとめさせていただいております。左のほうに行革大綱に盛り込んだ四つの改革の柱がございまして、その柱ごとの進捗状況を示しております。各柱ごとの進捗状況には、若干ばらつきがございますが、検討中のものにつきましても、大綱の計画上、三十年度から三十三年度に実施予定とされているものでございまして、進捗がおくれているというわけではなく、計画どおりに進めているところでございます。
また、表の下に、一、実施中、二、一部実施中、三、検討中または今後実施予定として、主なものを記載しております。
二ページ以降は、改革事項ごとに具体的な実施状況を記載しております。
今後とも、改革事項につきまして、計画期間内の着実な実施を図ってまいります。
説明は以上でございます。よろしくお願いいたします。
39
◯西元 健委員長 説明は終わりました。
これより質疑を行います。何か質疑はございませんか。井上委員。
40 ◯井上博行委員
総務企画地域振興委員会の初日で、私のほうが行政改革大綱のことについて、少し話をさせていただきましたけれども、通常というだけではという話をさせていただきました。そういう部分を含めて考えていただいて、項目の検討をいただければと思っておりますので、どうぞよろしくお願いいたします。以上でございます。
41
◯西元 健委員長 沖本行政経営企画課長。
42 ◯沖本行政経営企画課長 行政改革の取り組みにつきましては、課題に対応して、必要な新規事業、重点事業への職員の集中的な配置ですとか、人材の育成に努めるとともに、同時に事務事業や組織の不断の見直しによりまして、効率を図ることとしてございます。
大綱期間中、約百人の削減を目指すこととしておりますが、災害なども含めて柔軟に対応しながら、数だけに縛られることなく、状況に応じて適切に対応させていただきたいと考えております。以上でございます。
43
◯西元 健委員長 ほかに何か。川崎委員。
44 ◯川崎俊丸委員 三ページ、上段のほうに、政令市との連携・協力という欄があります。この間、長い間この
委員会でも指摘されていますように、政令市と福岡県がどういうふうな関係を、同じ県域として持っていくかというのは、非常に重要な課題だと思うんですね。今、例えば、宿泊税をめぐる福岡市との関係を見たときに、福岡県と両政令市、とりわけ福岡市との連携関係を歴史的にも総括をして、そして、これから新たな関係を、次元を変えてつくっていかなければならないという局面に来ていると思うんですね。課長、ちょっと歴史的に難しいかもしれないけど、そういう状況にある中で、行革大綱の実施の中で、そういった政令市との関係を、県がどう構築していくべきなのか、あるいは今後の検討課題として、どういう点を考えていこうとしているのか、そういう議論の経緯とか、あるいは現状認識について、少しお考えがありましたら、この際聞いておきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
45
◯西元 健委員長 沖本行政経営企画課長。
46 ◯沖本行政経営企画課長 政令市との関係につきましてでございますが、政令市との関係、福岡県、福岡市と北九州市とございますが、共通する行政課題というものが、多々あるかと認識を持っております。そのような課題の中で、お互いに連携・協力して、その課題解決を図っていくことが重要であると考えております。以上でございます。
47 ◯川崎俊丸委員 一般論としてはそういうことなんですよ、一般論としてはね。ところが、歴史的経緯があるんです、福岡市と福岡県というのは。これまでにもいろんなことがあるし、福岡市側から聞こえてくるのは、県は福岡市に対して何もしてくれないというような、表現は別にして、何もしてくれない、あるいは福岡市が要望していることについて、県が見向きもしないみたいな言い方が聞こえてきたりするわけですね。だから、そういう関係を、この際きちんと洗い出して総括をして、トップの性格があるでしょうから、ちょっと難しい部分もあると思うけど、行政ベースでは、どういうふうにきちんとコミュニケーションをとっていくかというのをやっていかないと、こういう宿泊税みたいなことについて、県民の間とか、福岡市民の間から非常に、何かいなという感じで捉えられるわけですね。その辺は、やっぱり福岡県の県全体、政令市を含めたマネジメントの問題として、どういうふうにあるべきかというのは、ちゃんと考えて、これから取り組んでいただきたい。行政改革の今後の福岡県における方向性の一つの大きなネックになっていきかねないという危機感を持っています。これはぜひ、総務部長あたりから考えを、決意を含めてお聞きできればと思います。
48
◯西元 健委員長 野村総務部長。
49 ◯野村総務部長 今、川崎委員から御指摘いただきました、歴史的経緯というお話もございました。一般論としては、先ほど沖本が申し上げたとおりだとは思います。その中で、福岡市、北九州市がそれぞれ抱えている課題というのがあって、ここの
委員会でも、北九州市との間でいろいろな課題、意見交換しているじゃないかと。一方で、福岡市ではというお話もいただいておるのも、私ども承知しております。今、宿泊税の問題等、きょうも新聞に出ておりましたが、個々の課題ごとでありますけれども、私ども、宿泊税の問題については、たしか、市のほうにお考えを、市と今後協議の場を
申し入れるということがあったと思いますけれども、私どもとしては、きちんと行政としてどういう課題があって、どういうことを見出していけばいいのかというのは、我々行政機関同士でしっかりやっていく必要があるのかなと思っております。
それ以上の、また難しい政治的な判断はあるかもしれませんけれども、私どもとしてきっちり詰めることは詰めて、取り組みを進めていく必要があるのかなと思っております。抽象論で申しわけございません。
50 ◯川崎俊丸委員 最後にちょっと要望させていただきます。
私、今度の例の宿泊税をめぐる二重課税問題というのは、いい機会だなと思うんです。そういうことを議論する。お互い逃げられないわけですね、平たく言えば。だから、きちっと議論して、いわゆる県と政令市のそういう行政関係がどういうふうに構築していかないかんのかということまで見通して、この機会を活用していただいて、きれいに県民から見てわかりやすい形に整理をされて、今後の連携がうまくいく方向性を目指していただきたい、これを強く要望させていただきたいと思います。
51
◯西元 健委員長 要望ということでよろしいですね。
ほかに何かございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者がある〕
52
◯西元 健委員長 ほかにないようですので、以上で、本件の質疑を終了いたします。
次に、「福岡県職員研修所の有効活用調査について」を議題といたします。執行部の説明を求めます。徳永人事課長。
53 ◯徳永人事課長 福岡県職員研修所の有効活用調査について、御説明させていただきます。
所管事務調査、総務部の十ページをお願いいたします。
概要でございますが、職員研修所は、昭和六十三年、太宰府インターチェンジ近くの大野城市内に開所をいたしております。開所後三十年が経過いたしましたが、その間、県職員の減少ですとか、研修カリキュラムの見直し等によりまして、施設状況が低調となっております。
今後研修所としての機能を維持することが大前提でございますが、もっと施設を有効に活用していくためには、県民に開放する方策などについて検討することが不可欠でございます。検討に当たりましては、併設している市町村職員研修所と連携しまして、施設利用ニーズを初めとする専門的な調査を実施することとしております。
調査事業の内容案でございますが、県民の皆さんが研修室、宿泊棟といった研修施設を利用するニーズでございますとか、近隣の大野城総合公園等と連携した施設利用の可能性等について行うこととしております。
今後のスケジュールにつきましては、十月中旬に公募型プロポーザルを実施し、十一月上旬に委託業者の選定を行い、調査委託契約締結を見込んでおります。
委託契約の期間につきましては、ことし十一月から来年三月までを予定しております。
一枚めくっていただきまして、十一ページは、研修所の施設概要でございます。
(一)は位置図で、太宰府インターチェンジから車で五分程度山手のほうに進んだところにございます。(二)は平面図、(三)は土地・建物概要でございまして、管理研修棟は三階建て、宿泊棟は四階建てとなっております。施設内には、食堂、体育館も備えております。
説明は以上でございます。
54
◯西元 健委員長 説明は終わりました。
これより質疑を行います。何か質疑はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者がある〕
55
◯西元 健委員長 特にないようですので、以上で、本件の質疑を終了いたします。
次に、「総合計画審議会について」を議題といたします。執行部の説明を求めます。牛島総合政策課長。
56 ◯牛島総合政策課長 九月三日に総合計画審議会を開催いたしました。本日は、その概要について御説明をさせていただきます。
企画・地域振興部の所管事務調査をお願いいたします。
当日の審議会の議題でございますけれども、大きく二つございます。まず、(一)の福岡県総合計画の実施状況及び県民意識調査、そして、(二)の福岡県人口ビジョン・地方創生総合戦略の実施状況でございます。議題の概要について御説明をさせていただきます。
まず初めに、総合計画の実施状況についてでございます。資料一をお願いいたします。これは平成二十九年度から三十三年度までの五カ年の計画期間のうち、初年度、二十九年度の実施状況、その要約版でございます。
一ページをお願いいたします。一ページは、総合計画に掲げる数値目標の進捗状況の一覧でございます。進捗状況の考え方でございますけれども、五年の計画期間の一年分に当たる、おおむね二割の進捗をクリアしているものを順調に進捗しているものとして、それ以外を努力が必要なものと整理をいたしました。数値目標は、全部で百五十六件ございますが、うち百三十四件が順調に進捗、十八件が努力が必要なものとしております。
資料一の構成でございますが、十の事項、十本の柱がございますが、その主な施策の取り組み内容と数値目標の進捗の状況についてまとめております。数値目標については、順調に進捗しているものについては、その主なものを、努力が必要なものについては、その全てを、今後必要な取り組みとともに記載をしているところでございます。
柱ごとに若干説明いたします。まず、二ページでございます。二ページは、一つ目の柱の経済と雇用の創出でございます。ここでは、中小企業の支援、産業づくりを初めとして、さまざまな施策に取り組んでいるところでございまして、三ページをお願いいたします。この柱の数値目標でございますが、順調に進捗している主なものとして、八つの目標を記載してございます。一方、努力が必要なものは一つございます。北九州空港の航空貨物の取扱量でございますが、目標値に対して、現状、平成二十九年度は当初値を下回る状況にございます。これにつきましては、今後必要な取り組みとして、数値目標に関するいろんな状況ですとか、実態とともに、今後行うべき取り組みについて記載をしておるところでございます。
次に、四ページ、二つ目の柱、安心して子育てができることでございます。ここでは子育ての支援、貧困対策などの事項でございますが、数値目標につきましては、順調に進捗している主なものとして二件掲載してございます。一方、努力が必要なものは、保育所利用待機児童数、そして、子育て応援宣言企業の男性従業員の育児休業取得率、この二件でございます。
このように全ての柱について、同様のまとめ方をしておるところでございます。
最後のページ、十八ページをお願いいたします。十八ページの数値目標については、既に目標達成したものがございます。また、早期に目標達成が見込まれるものがございます。これらにつきましては八件ございますけれども、目標値を上方修正することといたしました。
続きまして、県民意識調査でございます。資料二をお願いいたします。資料二の県民意識調査でございますが、これは毎年六月末から七月にかけて調査票を送付いたしまして、郵送で回答をいただいているものでございます。
まず、県民の幸福実感についてでございます。(一)の1)でございますが、十点満点の点数づけでは、全体の平均点は六・五七となりました。括弧内は昨年度の結果でございますが、昨年度より〇・一ポイントの低下でございます。
次に、3)の年代別に見ますと、四十代までの若い世代では上昇しております。五十以上の世代では低下をしておるという結果になっております。
次のページをお願いいたします。二ページから三ページにかけまして、県の施策の十八の分野について、力を入れてほしいことの上位を占めたものを掲載しているところでございます。
次に、三ページの中ほどでございますけれども、これらのうちに、昨年度からの増減が大きなものを五つずつ掲載しております。これらの結果につきましては、県の全部局で情報を共有いたしまして、さらにしっかりと分析を行って、今後の施策の充実につなげていきたいと考えております。
最後に、地方創生総合戦略でございます。資料三をお願いいたします。
これは、平成二十七年度から三十一年度までの五年の計画期間のうち、二十九年度までの三カ年の実施状況、これの要約版でございます。資料の構成は、先ほどの総合計画とほぼ同じでございます。
まず、一ページでございますが、これはKPIの進捗状況の考え方でございますけれども、五年の計画期間の、今度は三年分でございます。三年分に当たるおおむね六割の進捗をクリアしているものを順調に進捗しているものとして、それ以外を努力が必要なものと整理をいたしております。KPIは全部で九十八件ございますが、そのうち七十四件が順調に進捗、二十二件が努力が必要なものとしております。
二ページ以降が、柱は基本目標と呼んでおりますが、四つの柱ごとに取り組み内容と進捗の状況をまとめておるところでございます。
KPIにつきましては、総合計画同様に、順調に進捗しているものについては、主なものを載せておりまして、努力が必要なものについては、その全てを、今後必要な取り組みとともに記載をいたしております。
基本目標一の魅力ある雇用づくりにつきましては、三ページに、順調に進捗している主なものを記載しております。また、四ページでございますが、努力が必要なもの、この柱では三件ございますが、今後必要な取り組みとともに記載をしているところでございます。
五ページ以降には、四つの柱ごとに、同様の構成で子細について記載をしているところでございます。
最後のページ、十二ページでございますが、関係法令の改正や目標の達成、進捗状況を勘案いたしまして、数値目標を上方修正及び追加したものを五件掲載しているところでございます。
資料の説明は以上でございますが、当日の審議会では、障がい者雇用についての県の取り組みですとか、保育所の待機児童、または不登校の児童生徒に関する対応の状況等についての御意見をいただきました。
さらに、意識調査においてニーズの高い施策にはしっかりと力を入れること等の御意見、御質問をいただいたところでございます。
以上が、総合計画審議会の概要でございます。どうぞよろしくお願いいたします。
57
◯西元 健委員長 説明は終わりました。
これより質疑を行います。何か質疑はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者がある〕
58
◯西元 健委員長 特にないようですので、以上で、本件の質疑を終了いたします。
次に、「福岡県の職員の給与等に関する報告及び勧告について」を議題といたします。執行部の説明を求めます。米倉人事
委員会事務局長。
59 ◯米倉人事
委員会事務局長 それでは、平成三十年職員の給与等に関する報告及び勧告について、御説明をさせていただきます。
先週の水曜日、九月十九日でございますが、議長及び副議長並びに知事に対して、人事
委員会委員長から職員の給与等に関する報告、勧告を行ったところでございます。
お手元に勧告書の冊子を配付させていただいておりますが、御説明は、別途お配りしております、人事
委員会事務局の所管事務調査資料で行わせていただきます。こちらの資料の一ページをお願いいたします。
一番上の四角囲みに、本年の給与勧告のポイントを記載いたしております。1)の月例給でございますが、本年四月一日時点で比較したところ、職員の給与が、民間と比べて四百七十三円下回っていたため、給料表を改定して、給料月額を引き上げるよう勧告したところでございます。
2)のボーナスでございます。同様に、職員の年間支給月数が、民間を〇・〇八月下回っていたため、ボーナスを〇・一月分引き上げて、年間四・四五月分とするよう勧告したものでございます。
なお、実施時期でございますが、いずれも平成三十年四月一日に遡及して改定するよう勧告いたしております。
次に、一の人事
委員会勧告制度の基本的な考え方でございますが、これは、従来から地方公務員法に基づき、職員の労働基本権制約の代償措置として実施しているものでございます。
二の平成三十年四月の民間給与との較差等に基づく給与改定でございますが、(一)の職員給与と民間給与との比較から、恐れ入ります、次ページをお願いいたします。二ページの(三)の実施時期までにつきましては、先ほど本年の給与勧告のポイントとして御説明申し上げましたとおりでございます。
三のその他の給与でございます。(一)の宿日直手当につきましては、国の勧告等を勘案し、所要の引き上げを行う必要がある旨を、(二)の通勤手当に関しましては、交通用具使用者の通勤手当について、諸状況の変化や国、他県、民間の支給状況などを勘案して、見直しについて検討する必要がある旨を、それぞれ報告したところでございます。
最後に、四の意見は、給与以外の勤務条件や人事管理に関する報告でございます。(一)の人材の確保及び育成について、以下(四)まで、大きく四項目につきまして、各任命権者がそれぞれ適切に対応していくよう意見を述べているところでございます。
説明は以上でございます。どうぞよろしくお願いいたします。
60
◯西元 健委員長 説明は終わりました。
これより質疑を行います。何か質疑はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者がある〕
61
◯西元 健委員長 特にないようですので、以上で、本件の質疑を終了いたします。
次に、報告事項に入ります。
「福岡東総合庁舎の敷地有効活用について」執行部の説明を求めます。
田渕財産活用課長。
62
◯田渕財産活用課長 福岡東総合庁舎の敷地有効活用について、御説明いたします。
総務部報告事項の一ページをお願いいたします。
本報告事項につきましては、六月の
総務企画地域振興委員会で概略を御説明させていただきましたが、スケジュール、それから、土地貸付料といった具体の公募条件を検討してまいりましたので、本日改めて報告させていただくものでございます。
まず、スケジュールでございます。二、今後のスケジュールのとおり、来月一日に公募を開始し、四月二十六日を締め切りに事業者提案を募集します。その後、二回の事業者選定
委員会を経て、来年九月ごろには優先交渉権者を決定したいと考えております。
次に、公募条件でございますが、三、事業者選定
委員会の(二)のとおり、第一回の
委員会を先月三十日に開催し、公募条件等の審議をお願いしたところでございます。
四、主な条件等についてでございます。1)応募条件です。応募主体は企業、または企業グループを条件とし、過去十年間で延べ床五千二百平米以上の不動産開発事業の実績を求めます。
2)土地の貸し付け条件です。契約期間は五十年から七十年の間で、事業者提案によるものとします。借地料は年額二億二千二百万円以上としております。
3)施設計画及び施設整備の条件として、既存建物等の解体撤去の事業者負担、それから、新設される建物について、風俗営業等の禁止条件を設定しております。
次のページをお願いいたします。4)新設される民間ビルに入居する博多県税事務所の賃借条件です。県が事業者に支払う金額は、年額一億二千二百八十二万円以下とします。
(二)審査基準です。事業内容で評価する、1)定性的事項と、金額で評価する、2)定量的事項を、それぞれ百点満点、一対一の割合としております。
1)定性的事項については、表にあります項目により評価を行います。
2)定量的事項でございます。年額ベースで、借地料から賃借料を差し引いた金額を、ページの一番下に記載しております計算式で評価点を算出いたします。
次のページをお願いいたします。3)県内企業の参加でございます。定性的評価百点、定量的評価百点とは別に、県内企業が参加する場合、最大二十点を加点します。
最後に、五、収支改善効果でございます。借地料収入から賃借料支出を差し引いた額、約九千九百万円、それから、これまで必要であった維持管理や修繕等の支出の削減額約七千三百万円、合計で、年額約一億七千二百万円以上の収支改善効果を見込んでいるところでございます。
説明は以上です。よろしくお願いします。
63
◯西元 健委員長 説明は終わりました。
これより質疑を行います。何か質疑はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者がある〕
64
◯西元 健委員長 特にないようですので、以上で、本件の質疑を終了いたします。
次に、議題にはありませんが、その他として、何かございませんか。樋口委員。
65 ◯樋口 明委員 九州のロゴマークについて、質問させていただきたいと思います。
九州のロゴマークですが、九州地方知事会等で、九州のロゴマークをつくられたという話を聞いています。もとをただせば、九州の自立を考える会が、九州の統一のロゴマークをつくるべきではないかということを提案をして、それから、地方知事会等で検討がなされ、ロゴマークをつくられたんだろうと思いますけど、つくられた経緯、どのような経緯で、このマークに決定されたのかをお聞きしたいと思います。
66
◯西元 健委員長 岩佐県民情報広報課長。
67 ◯岩佐県民情報広報課長 委員御指摘のように、平成二十六年の十月に、九州の自立を考える会のほうから、九州の統一的ロゴマークを作成し、普及させるべきだという提言をいただきました。それを受けまして、平成二十七年六月に、九州地域戦略会議におきまして、このロゴマークを作成、検討するということになりました。その後デザインの公募を行いまして、平成二十九年十一月にデザインを決定いたしまして、本年五月の九州地域戦略会議において、正式に発表させていただいたところでございます。
68 ◯樋口 明委員 わかりました。今後、外国人の観光客、今もたくさん九州に来られてありますし、これからまだまだふえるだろうと、来年はラグビーワールドカップもありますし、その翌年はオリンピックもありますから、訪日外国人観光客、これからどんどんふえるだろうと思いますので、この統一したロゴマークをつくったということは、本当に大変意義があることだと思います。
そこで、現在福岡県が、この九州のロゴマークをどのような場面で使っているのかを教えてください。
69 ◯岩佐県民情報広報課長 このロゴマークですけれども、九州が一体となった取り組みにおいて活用しているところでございます。具体的に申しますと、ことしの七月にフランスで、九州合同プロモーションを行いましたけれども、この中でのレセプションとか、あるいはジャパン・エキスポにおきましてバナー看板でありますとか、PRブースで掲示させていただいたりとか、あるいはロゴマークのはっぴの着用などによりまして、九州をPRしたということでございます。
そのほかに、例えば、九州・山口ふるさと若者就職促進事業とか、あるいは九州・山口出会い・応援プロジェクトというような具体的なプロジェクトを九州・山口で、九州一体となって進めておりますけれども、このようなものにおきましても、募集とか登録促進チラシに活用しているところであります。
また、この九州ロゴマーク自体の周知につきましても、現在県の広報紙であるとか、県のホームページでマークを掲載したりとか、あるいはロビーでポスターを掲示したりとか、職場で使用しております封筒とか職員の名刺に採用しているところでございます。
今後は、ピンバッジを作製いたしまして、十月の九州地域戦略会議で各県、各団体の代表者に着用していただくとともに、クールビズが終了いたします十一月以降に、本県の課長級以上の職員に着用していただくことを考えているところでございます。
70 ◯樋口 明委員 福岡県のいろんなところで、このロゴマークを活用されてあるということはよくわかりましたが、九州のほかの県はどうですか、活用状況ということで。
71 ◯岩佐県民情報広報課長 九州・山口各県につきましては、いずれの県におきましても、まず、庁舎にポスターを掲示していただいております。そのほか、例えば、長崎県では、県庁の玄関ホールのデジタルサイネージにおいてPRとか、広報紙に掲載していただくとか、あるいは佐賀とか熊本では、県のホームページとかに掲載していただく、宮崎県ではフェイスブックによる周知など、各県独自に工夫していただいて、活用していただいているという状況にあります。
72 ◯樋口 明委員 わかりました。福岡県ほど、まだ活用状況が向上してないということであるかなと思いますので、いろんな場面を通じて、九州の各県にも働きかけていただきたいなと思います。私たちも、九州の各県議会の議員さんたちといろんな場面でお会いすることがありますので、私たちのほうからも、各県の議員さんたちにはそういう話をしていこうかなと思います。
それと、最後ですけど、先日、県民生活商工
委員会でも議論になったと思うんですが、そのときに、九州のロゴマークと似たロゴマークが東京の某ホテルで使われているということでありました。そこで、東京オリンピック・パラリンピックのロゴマークが、盗作の疑いがかけられたというのは記憶に新しいことだと思いますが、この九州のロゴマークは、この点大丈夫かということをお聞きしたいと思います。
73 ◯岩佐県民情報広報課長 この九州のロゴマークにつきましては、まず、デザインを募集する段階におきまして、実施要領で、応募する作品というのは、第三者が有する著作権を侵害しないものに限るということにしておりました。これは当然のことではございます。
また、昨年十一月のロゴマークを商標登録の申請する前に、登録されたマークで類似した商標がないかどうかを、特許事務所を通じまして調査を行いました。その段階では、誤認が生ずるほど類似するマークはないという報告を受けておりまして、このような手続を踏んで進めてまいったところでございます。その結果、先々週の九月十一日に、特許庁より観光とかスポーツ、食、物品を初めとする広範な分野におきまして、この九州ロゴマークの商標登録の内定の通知が届いております。その結果、登録された九州ロゴマークを、商標を独占的に使用することができるということになっております。
御指摘の東京の某ホテルのマークにつきましても、九州ロゴマークと重なる分野で、既に商標登録がなされているところでございまして、それぞれのマークが、それぞれ使用するということが、ある意味商標上保証されているという状況になっております。
本県といたしましては、今後このロゴマークを活用しまして、九州のPRに努めてまいりたいと思っております。
74
◯西元 健委員長 ほかに何か質問はございませんでしょうか。
〔「なし」と呼ぶ者がある〕
75
◯西元 健委員長 ほかにないようですので、次に進みます。
次に、「閉会中の調査事項について」お諮りいたします。
お
手元配付の案のとおり、十項目について、閉会中もなお、調査を継続することといたしたいと思いますが、御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者がある〕
76
◯西元 健委員長 御異議ありませんので、そのように決定し、所定の手続をとることといたします。
次に、「今後の
委員会活動について」お諮りいたします。
今後の
委員会活動につきましては、正副委員長に御一任願いたいと思いますが、いかがでしょうか。
〔「異議なし」と呼ぶ者がある〕
77
◯西元 健委員長 御異議ありませんので、そのようにさせていただきます。
最後に、会議録署名委員を指名いたします。
中村明彦委員、大塚勝利委員、お二人を指名いたします。よろしくお願いいたします。
以上で、当
委員会の議事は全て終了いたしました。
終わりに、終始熱心に御審議いただきました委員各位、御協力いただきました執行部各位に感謝申し上げ、これをもちまして、
総務企画地域振興委員会を閉会いたします。どうもありがとうございました。
午 後 零 時 十 八 分 閉 会
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